
最新2025年4月 中古車輸出国ランキングTOP7|ロシア減少でUAE・モンゴルが急上昇!
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1. 日本から中古車輸出されている国(2025年4月最新)
政府統計の総合窓口(e-Stat)によると、2024年累計実績の輸出先TOP7は以下の通りです。
- 【1位:ロシア】
- 【2位:UAE(アラブ首長国連邦)】
- 【3位:モンゴル】
- 【4位:チリ】
- 【5位:マレーシア】
- 【6位:パキスタン】
- 【7位:タイ】

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無料で今すぐ査定する2.ロシア向けが減少した原因とは?
2024年10月以降、ロシアへの中古車輸出は急減しています。原因はウクライナ侵攻に対する経済制裁がきっかけとなり、
通貨(原油)の影響が生じていると予想される。ロシア通貨は原油に影響されやすく経済制裁をきっかけに2024年12月から2025年4月現時点(27%下落)まで通貨が暴落しております。
度重なり米大統領の影響で、世界情勢の変化も加わり通貨下落が止まらない状態に。
自動車輸入に対しては、リサイクル税の改定が行われた。そのため、輸入される中古車関税が高くなりロシア側でも輸入中古車を排除する動きが出始めた。
ロシア加盟国は免税されるとして、キルギス・カザフスタンなどの国への輸出増加が見込まれます。
2025年1月~3月までの日本からキルギスへの輸出は567%増加している。
輸出情報情報e-stat
※加盟国に関する情報元WTO・他協定加盟状況 | ロシア – ロシア・中央アジア・コーカサス – 国・地域別に見る – ジェトロ
📉 2024年にはUAEとロシアは最大の輸出国であったが、2025年度は台数減となる見込み。
これは輸出業者だけでなく、輸出向け車両の買取にも影響を与えています。
3.ロシアに輸出できないとどこにいく?
ロシア向け輸出が減少した一方、その代替先となっているのが「UAE」「モンゴル」といった国々です。
これらの国では右ハンドル車やディーゼル車、中古SUVの需要が安定しており、日本車の信頼性が評価されています。
✅ 代表的な「輸出シフト」先と理由
- UAE(アラブ首長国連邦):再輸出拠点として機能。中東〜アフリカ・旧ソ連諸国へも広く再販(各国のハブとして活用)
- モンゴル:ロシアと陸続きで通関が容易。SUVや4WDの中古需要が拡大。
🔁 ロシア向けが止まったことで、日本の中古車は「再販国」へ流れる動きが加速。
特にUAEやモンゴルは“ゲートウェイ”として注目されています。
🌍 再販先の可視化マップ
アルタンボラグ国境税関から陸路でロシアのザバイカリスク方面へ

4.UAEとモンゴルが増加した要因は?
2024年以降、日本の中古車輸出先としてUAE(アラブ首長国連邦)とモンゴルが急上昇しています。
背景には「再販拠点としての機能強化」と、「陸路や通関の利便性」という2つの大きな要因があります。
🇴🇲 UAEが選ばれる理由とは?
- 中東の自由港「ドバイ港」で保税再販が可能
- 右・左ハンドル両方OKで柔軟な在庫展開ができる
- アフリカ・中央アジア・南米などへの再輸出ハブとして発展
💡 UAEを経由することで、ロシア制裁対象国や貿易障壁のある国にも「間接ルート」で輸出されるケースが増えています。
🇲🇳 モンゴルが輸出先として伸びた理由
- ロシアに近く、陸路での通関が容易
- 寒冷地向けの日本製SUV・ディーゼル車の人気が高い
- 車両登録制度が緩やかで、中古車に寛容
特にモンゴルでは、10年以上経過した過走行車も4WDやランドクルーザー・プラド系であれば高値で取引される傾向があり、輸出向け買取でも注目されています。
5.UAEからどこに運ばれる?「中継貿易国ドバイ」の実態
UAE(特にドバイ港)は、中東最大級の中古車再輸出ハブとして世界中から注目を集めています。
日本から輸出された中古車は、UAEで保税在庫として保管され、そこから世界各地に再販されていきます。
🌍 主な再販先(UAE経由)
- アフリカ諸国(ケニア・タンザニア・ガーナ・ナイジェリア)
- 中央アジア(カザフスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタン)
- 旧ソ連圏(アルメニア・キルギス・ジョージアなど)
- 中東周辺国(イラン・イラク・ヨルダン)
📦 再輸出の流れ図
日本 → UAEの直行航路(特に横浜・名古屋港→ジュベル・アリ港)「間接輸出ルート」として活用されている。
特に2022年以降、「ロシア人名義のUAE法人」や「第三国名義のシェル企業」が急増。

🚚 UAE→タンザニア→内陸アフリカ各国という流れが定番化しており、輸出に強い車種(SUV・ディーゼル車)は特に高値で取引されやすくなっています。
6.モンゴルからどこに運ばれる?陸路で広がる“再流通ネットワーク”
モンゴルは日本の中古車輸出先として急伸中ですが、その多くが「再販目的」でロシア・中央アジア方面へ陸路移動しています。
とくに右ハンドル車のまま流通できるという点で、日本車がそのまま高値で評価されやすい市場となっています。
🚛 モンゴル経由で流れる主な再販先
- ロシア極東〜シベリア地域:ウランバートルから国境通関後に再登録
- カザフスタン:陸路で輸送、再整備後に販売
- ウズベキスタン・トルクメニスタン:モンゴル経由の物流が浸透しつつある
📍 視覚イメージ:モンゴル⇄ロシア・中央アジア輸送マップ
🧭 「日本→モンゴル→ロシア」のルートは、制裁回避ルートとして注目され、現地バイヤーもモンゴル登録を通しての再販売を活用しています。
7.実は正規ルートと“裏ルート”がある?
中古車の輸出には、正規の輸出手続きを通じて行われる「正式なルート」と、制裁回避や税制逃れを目的とした“グレーな流通”が混在しています。
とくに制裁下のロシア市場では、2023年以降に第三国経由による“再輸出”が急増しており、合法スレスレの状態で流通が進んでいる現状もあります。
✅ 正規ルートの特徴
- 税関での輸出許可を受けた上で通関(NACCS登録)
- HSコード「8703」に基づく貿易統計へ反映
- UAE・モンゴル・タンザニアなどの自由貿易圏経由での輸出が中心
🚧 “裏ルート”の実例(輸出制限国向け)
- ロシア制裁後:モンゴル・ジョージア・キルギスなどを経由し再登録
- UAEドバイ経由:中東・アフリカ向けに「再輸出」扱いで迂回流通
- 登録なしのパーツ輸送:車体を「部品」として前方後方で切断・輸出後、現地で組立
⚠️ 中古車の価値は「どこに売れるか」で大きく変動します。グレーな流通は利益を生む反面、リスクも伴うため、信頼できる業者を選ぶことが極めて重要です。
8.まとめ|事故車でも売れる?損しないための“売り時”と判断材料
2025年4月時点での中古車輸出市場は、ロシア制裁後の再販国シフトにより「UAE」「モンゴル」「タンザニア」などが注目を集めています。
これに伴い、事故車・水没車・過走行車であっても輸出需要のある車種・仕様であれば、十分な価格での売却が可能です。
逆に輸出規制(排気量・年式)の対象になった車両は、市場価値が急落するリスクがあるためいつ売るかの見極めが非常に重要です。
✅ 売却判断のチェックポイント
- 車検まで残り3ヶ月未満
- 走行距離が9.8万kmを超えた頃
- 修復歴や水没歴があるが走行可能
- ディーゼル・4WD・ハイブリッドなど輸出需要がある仕様
📈 輸出向け高価買取が狙える車両
- ランドクルーザープラド・RAV4・ヴェゼルなどのSUV
- ハイエース・プロボックス・キャラバンなどの商用車
- 走行距離10万km超でも整備記録が残っている車両
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