
【2025年4月最新】中古車相場5車種と修復歴後の価格について
中古車&修復歴車5車種の相場について(2025-04-11)
修復歴があっても高値がつく?プリウス・ジムニーの意外な相場事情
一般的に、修復歴がある車両は中古車市場での評価が下がり、買取価格も落ちてしまう傾向があります。しかし、中には例外もあります。プリウスやジムニーは、修復歴があっても比較的相場価格が維持されやすい車種です。また、車両形状により、下落率も変化します。特にSUVは海外での需要が大きいため、過走行車や修復歴車でも比較的高値で取引されることが多いです。
プリウスが評価される理由
プリウスは燃費性能や信頼性の高さから国内外で人気が高く、多少の修復歴があっても購入希望者が多いことが特徴です。年式(モデルチェンジ)・走行距離(10万Km以上は相場一定)・ハイブリットバッテリーの状態が重視されるため、相場からの下落率が低い傾向にあります。
※走行距離10万Km以上の車は一定ではありますが、外装・内装の品質が良い場合は高値で取引される場合も!!
ジムニーの価値が下がりにくい理由
ジムニーはオフロード性能と独自のデザイン性で根強いファンが多い軽SUVです。中古市場での人気が非常に高く、修復歴車でも価格が安定しています。特に地方やアウトドア志向のユーザーには需要があり、実用性や希少性が評価されています。
ユーザーが損をしないためのポイント
- 修復歴の程度(骨格か外装か)を正直に申告し、査定時の印象を良くする
- プリウスやジムニーなど人気車種は相場が強いことを理解する
- 一括査定サイトや専門買取店を活用して、相場価格を複数比較する
- 消耗品(バッテリー・ブレーキ・タイヤなど)や足回りなど、他の要素も良好に保つこと。
修復歴後の下落率は??

修復歴で損しにくいのは?5車種の下落率を徹底比較
「修復歴があると買取価格が大きく下がる」とよく言われますが、実は車種によって下落率には大きな差があります。ここでは、人気の5車種について、中古車相場と修復歴車の下落率を比較してみましょう。
各車種の修復歴による下落率(中古車相場比)
- プリウス:下落率 約20%(相場価格が維持されやすい)
- ジムニー:下落率 約20%(プリウスと同程度の安定性)
- ステップワゴンスパーダ:下落率 約32%
- エクストレイル:下落率 約23%
- フォレスター:下落率 約22%
実は「修復歴に強い車種」もある
上記の中で、プリウスとジムニーは修復歴があっても中古車相場の下落率が小さく、再販価格が安定しているのが特徴です。燃費性能や根強い人気、輸出需要などが要因となっています。
一方、ステップワゴンスパーダやエクストレイル、フォレスターは、需要の影響で修復歴車の価格がやや下がる傾向があります。
どの車が「得」なのか?
修復歴がある状態でも高く売れる可能性があるのは「プリウス」と「ジムニー」です。人気の高さに加え、再販ルートが豊富なため、買取業者も価格を下げにくい傾向にあります。
つまり、「万が一事故をしてしまっても、価値が残りやすい」=損をしにくい車だと言えるでしょう。
今回は、国産車メインかつ市場シェアが大きい車両をチョイスしております。
※2025年4月現在の算出になります。相場は時期的要因で変化することがあります。
修復歴車とは?業界基準に基づく正確な定義
中古車市場における「修復歴車」とは、自動車の「骨格部位(構造部分)」に損傷があり、それを修正・交換した履歴がある車のことをいいます。
これは、公益社団法人 自動車公正取引協議会の定義に準拠しており、中古車販売時には修復歴の有無を明示することが義務づけられています。
📌 骨格部位とは?
骨格部位とは、自動車の安全性・走行性・剛性に深く関わる構造部のことです。具体的には以下の部位が含まれます:
- フレーム(サイドメンバー・クロスメンバー)
- インサイドパネル
- ピラー(A・B・Cピラー)
- ルーフパネル(屋根)
- フロア(床)
- ラジエーターコアサポート
- ダッシュパネル
これらの部位が修理・溶接・交換された場合、その車は「修復歴あり」と分類されます。
⚠ 修復歴≠事故歴ではない
「事故歴あり」と「修復歴あり」は混同されがちですが、厳密には異なります。
- 事故歴:事故に遭った事実(軽微な接触でも該当)
- 修復歴:骨格部位にまで損傷し、構造を修理・交換した事実
たとえば、バンパーやドアの交換のみでは修復歴には該当しません。
🔍 査定・売却時の影響
修復歴がある車は、多くの場合中古車相場よりも10~40%ほど安く評価される傾向があります。ただし、人気車種などはその影響が小さいこともあります。
重要なのは「正確に申告すること」。不正な隠蔽があった場合、契約トラブルや損害賠償請求の対象になることもあります。
💡 ユーザーが気をつけるべきポイント
- 修復歴の有無を査定前に確認・把握しておく
- 「外装の傷=修復歴」ではないと理解する
- 専門業者で事実に基づいた評価を受ける
よくある質問(修復歴車Q&A)
Q1. バンパー交換は修復歴になりますか?
A. いいえ、バンパーやドアなど外装パーツの交換は修復歴には含まれません。あくまで車の骨格部位(フレームやピラーなど)に修正・交換が行われた場合に修復歴となります。
Q2. 修復歴車は車検に通らないの?
A. 修復歴がある車でも、安全性が確保されていれば車検に通ることは可能です。ただし、車検項目の基準を満たす修復がされていない場合は整備不良とみなされることがあります。
Q3. 修復歴は自分で確認できますか?
A. 自分で確認するのは難しいケースもあります。過去の修理履歴がある場合は整備記録簿の確認や、プロの査定士による検査が有効です。
なぜ事故車買取は「安く見える」のか?
「事故車の買取って安すぎない?」と感じたことがある方は少なくないと思います。ですが、それは査定のロジックを誤解していることが原因かもしれません。
ユーザーがよく抱くイメージ:
中古車相場 − 修理費用 = 事故車買取価格
たとえば、事故前の中古車相場が100万円で、修理費が20万円だったとします。ユーザーの多くはこう考えがちです:
- 100万円(相場) − 20万円(修理) = 80万円が妥当
しかし、これは事故前の状態に戻すことが前提の計算であり、実際の査定では適用されません。
実際の査定ロジック:
中古車相場 → 修復歴車相場 → 修理費用 = 事故車買取価格
事故を起こして修復歴がついた車は、「修復歴あり車」として中古車市場で別の基準で評価されます。つまり:
- 事故前の中古車相場(例:100万円)
- 修復歴がついたことで下落した相場(例:70万円)
- そこから修理が必要な分(例:20万円)を差し引く
結果、買取価格はおよそ50万円前後という形になります。
なぜこの差が生まれるのか?
修復歴車は、将来的な安全性や信頼性の懸念、再販の難しさがあるため、市場での評価が一段階下がるのが通例です。つまり、「事故歴がある時点で価値が落ちる」という構造なのです。
ユーザーが損しないために知っておきたいこと
- 事故後は「修復歴車相場」で見られることを理解する
- 修理前に査定を受けることで不要な費用を避けられる
- 複数業者に査定を取り、市場価格を把握する
📌 ワンポイントアドバイス
事故車は「早めに処理をする」ことが、損をしないコツです。長年放置してしまうと錆や腐食などあらたな問題が出てきしまう場合も!!
この記事のまとめ
- 事故車の買取が「安く見える」のは、誤った相場認識によるもの
- 実際の査定は、中古車相場 → 修復歴車相場 → 修理費用 の順に評価されている
- 修復歴の定義は「車の骨格部位の修理歴」であり、外装だけでは対象外(ルーフは別)
- 車種によっては修復歴後も価値が下がりにくいモデル(プリウス・ジムニーなど)がある
- 損を防ぐには「修理前の査定」「複数業者の見積もり比較」が重要
💡 迷ったらまず無料で相談を
事故車でも、条件次第では予想以上の価格がつくこともあります。買取実績のある専門業者に相談することで、納得の価格が得られる可能性が広がります。